このページでは、魅力アドバンテージテスト「ハウトゥファシネート(How to fascinate)」の魅力のひとつについて、書籍「あなたはどうみられているのか?」から抜粋・編集した内容を記載しています。

魅力は長所であり、他社への優位性という意味で、このテストでは「アドバンテージ」という表現をしています。

このページの内容に、もしあなたやあなたに近い人に当てはまるものが多ければ、無料テストを受けてより、理解を深めてみてください。今後の長い人生のコミュニケーションの質を上げる見方が手に入ることになります。

ハウトゥファシネートの7つのアドバンテージのうちの一つ、神秘性のアドバンテージについてです。

アドバンテージは7つあり、誰もがそのすべてを持っています。ゴルフクラブのセットのようなものだと思って下さい。どのクラブを使ってもいいのですが、自分にピッタリのクラブを使えば難なく効果的にコミュニケーションを取ることができます。

第1アドバンテージが神秘性の人は、口に出す前にじっくり考えます

神秘性(MYSTIQUE)のアドバンテージ

傾聴し口に出す前にじっくり考えます。

神秘性タイプの人が話すのは「傾聴」という言語です

大声で挨拶をしたり、親しげに背中をポンポンと叩いたりして中を引く人とは対象的に、神秘性の人は陰で1人黙考するタイプです。ものごとの微妙なニュアンスを見極め、徹底的に考え抜く能力は、夜行的なパーソナリティンに匹敵する魅力となります。実質的な考え方をする彼らは、夢ではなく事実を語りながらコミュニケーションを図ります。

話すよりも、聴く

情熱や権力の人は表現が過剰になる場合がありますが、神秘性が第1アドバンテージの人は、逆に言葉が足りないことがあります。独立心が強く、分析力を誇る彼らは、結論を下す前に手際よく証拠を集め、決断を下す前に統計的な分析を行います。自分の仕事をしっかり管理でき、微妙な差異を見抜くことに秀でています。戦略を纏めるののも得意ですが、慎重に考える時間を必要とします。

内向的な彼らは、もともと感情を抑え込むタイプなので、その日の気分に振り回されることはあまりありません。神秘性タイプの人の本音を外からうかがい知ることは難しいですが、それがかえって信頼感につながっています。彼らが口にすることは、おそらく考えに考えた末の結論だからです。

耳目を集めるよりも、視る

オフィスのパーティでも神秘性の人はあまり騒いだりしません。場をしきったり、ダンスフロアに出たりすることもほとんどありません。自分が注目を浴びるよりも、人を観察するほうが好きで、今回りで何が起きているのかを正確に把握していますが、基本的にそれを人に話したりはしません。

交渉役を必要としているチームには、神秘性タイプをおすすめします。ポーカーフェイスの彼らは、相手に手札を見せません。脅しや罠に動じることが無く、プレッシャーの下でも淡々としています。ときに、怖そうとか、よそよそしいと感じられてしまうこともありますが、その印象によって逆に有利な立場に立てる場合もあります。他の人がカッとなったり思わずきついことを言ってしまうようば場面でも、神秘性の人はいたって冷静です。

冷静沈着、常に考えて行動する

神秘性の人が何を考えているのかなかなか察しにくいため、次にどんな行動に出るのか予測するのが難しい場合があります。

落ち着いていて慎重で、しっかり準備する彼らは、人のアドバイスにむやみに従うようなことはなく、選択肢を客観的に比較検討します。

このタイプの人がアドバイザーになったなら、事実や統計、的確で細かな情報を提供します。とはいえ、たくさんの情報を与えすぎて相手を混乱させるようなことはなく、重要なポイントをまとめて丁寧に伝えます。アグレッシブさや派手さはなく、客観的な視点で相手に感銘を与えます。

人に流されない

チームの一員となった場合は、集団思考に陥ること無く、独自の意見を提供します。その場の思いつきで面白そうなアイデアにみんなが飛びつき、間違った方向に進みそうになった時、「待った」をかけ、慎重に検討するよう促してくれるのがこのタイプ。情熱やイノベーションのような感情表現豊かなタイプとのバランスを取るのにピッタリのパーソナリティです。

神秘性の人は、ディストラクションを避け、長々と井戸端会議をすることもありません。みんなで楽しくおしゃべりしているようりは、さっさと仕事に取り掛かりたいと考えます。時間管理能力は特に優れており、法って置いても粛々と自分の仕事を進めます。その場しのぎで何かを言ったりすることはなく、何事もじっくり検討してから話すので一目置かれており、アドバイスは信用されています。

みんなから尊敬されているけれど長年一緒に働いている割には、どんな人なのかいまいちつかめない同僚がいたら、おそらくこのタイプです。しっかり日程を管理してくれる寡黙な秘書や、明確な事実に基づいて仕事を薦める会計主任、感情を一切見せないポーカーのプレイヤー、孫達に昔の話をしてくれるけど、どこか秘密めいている80歳のおばあちゃん、検査結果の良し悪しを全く顔に出さない医者、プライバシーを一切表に出さない有名人、交渉が得意でいつもすばらしい条件を獲得してくるが、その手の内を誰にも明かさない経営者。これらはみんな神秘性タイプです。

状況分析に最高の人材

分析に基づくアプローチを取り入れたいチームや、交渉力を高めたいチームには、神秘性タイプの人がおすすめです。たとえば購買担当チームに入れば、彼らはその卓越した能力で価格交渉を行い、コスト削減を実現するでしょう。製造担当チームでは、生産性と品質基準の向上に貢献するでしょうし、財務担当になれば、財務状況を慎重に分析し収益アップの方法を見出すでしょう。

神秘性の人は、会話を独占するようなことはありませんが、表彰台を独占する可能性はあります。チーム内に神秘性タイプの割合が多い場合は、強い心の絆を結ぶのが得意な情熱タイプや統率力のある権力タイプを入れるとバランスの取れたチームになるでしょう。

神秘性タイプは、注意深い分析に基づくアプローチで付加価値を提供します。重要度の高い細部を慎重にモニタリングすることで、コストダウンや生産性アップを実現してくれるでしょう。

神秘性のアドバンテージを戦略的に活用しましょう。

あなたは思いついたらすぐに意見を言うタイプでしょうか?それとも口に出す前にじっくり考えるタイプですか?

多かれ少なかれ、あなたの中にも神秘性のアドバンテージがあります。すぐに行動せずに、一歩引いて周りの反応を観察したり、どうしてもやりたい企画を確実に通すために、根拠となるデータを事前に準備して説得力を高めたり、目の前のチャンスに容易に飛びつくのではなく、しっかりリサーチしてから転職するなど神秘性を活用したい場面は多々あります。

神秘性のアドバンテージが多い人は、会話を仕切ることは無くとも、聞き手への気配りが上手です。あなたのチームにもいませんか?物静かだけれど鋭い指摘をする人や冷静な意見を必要としているときに相談したくなる人が。

 

神秘性タイプの人が、他の人と組んだ場合

イノベーションタイプと組んだ場合

イノベーションタイプの人をチームに入れると、その豊かな想像力で新しいアプローチを見出すのを助けてくれます。

情熱タイプと組んだ場合

情熱タイプはチームやクライアントに対して暖かさや熱意を持って接するのが得意なので、神秘性タイプにとって大切な存在です。

権力タイプと組んだ場合

素晴らしいチームになる組み合わせです。ただし、権力タイプがあなたを日陰に追いやらないよう、注意して下さい。

威信タイプと組んだ場合

威信タイプは、あなたの仕事が正当に評価される用サポートしてくれるので、このタイプの人との仕事は実りあるものとなるでしょう。

信頼タイプと組んだ場合

信頼タイプも、神秘性と同様に裏方の仕事を好みます。もう一人、表に立ってくれるフロントマンが必要になるでしょう。

神秘性タイプと組んだ場合

神秘性同士は、お互い独立心が強く、密接に連携しようとしません。お互いのアイデアや体験を生かし合うよう務める必要があるでしょう。

警告タイプと組んだ場合

警告も、神秘性と同様に一つのことに集中するタイプで、どちらもものごとの現実的な側面に目を向けます。情熱タイプのような、自分とは異なるタイプの人にチームに入ってもらったほうがいいでしょう。

神秘性タイプの人は、周囲からこう見えています

  • 控えめ
  • 論理的
  • 観察が鋭い

神秘性タイプの人の、付加価値の生み出し方の一例

コミュニケーションに於いて、感情よりも結果を重視する

他のアドバンテージによって変わる神秘性の生かし方

神秘性×権力=ベールに包まれた強さ

アーキタイプ ”ベールに包まれた強さ” とは-How to Fascinate

神秘性×威信=王室の衛兵

アーキタイプ ”王室の衛兵” とは-How to Fascinate

神秘性×情熱=サトル・タッチ

アーキタイプ ”サトル・タッチ” とは-How to Fascinate

神秘性×警告=射手

アーキタイプ ”射手” とは-How to Fascinate

神秘性×信頼=賢いフクロウ

アーキタイプ ”賢いフクロウ” とは-How to Fascinate

神秘性×イノベーション=秘密兵器

アーキタイプ ”秘密兵器” とは-How to Fascinate

ダブル・トラブル

神秘性×神秘性=デッドボルト

神秘性のスコアが高い人は、感情をあまり表に出しません。神秘的なので、「この人は、どんな人なんだろう」と人々の好奇心を掻き立てます。独立心が強く、分析力があり、システマチックに仕事をこなします。相手に自分の手札を見せない交渉上手で、常に2手先まで考えています。

ですが、神秘性の特長が強く出すぎると人とのかかわりに深刻な悪影響が出始めます。

デッドボルト-How to fascinate「神秘性」のダブルトラブル

 

管理人
ここではパーソナリティ診断を10個以上実際に試し、活用している管理人の僕が性格診断の応用範囲の広大さを伝えたいと思い、コツコツ作っているサイトです。 性格診断との初エンカウントはビジネスパーソン向けプロファイルテストのWealthDynamics(ウェルスダイナミクス)。 その本は、仕事のヒントを求めて多読していたビジネス書のひとつでした。 すぐにテストを受け、その結果に納得して仕事に取り入れ、活用・応用範囲の広さに感心するとともにいくつもの仕事に役立つヒントが得られました。 その後は、性格診断にもいろいろな切り口・根拠によるものがあると知ることになります。ウェルスダイナミクス以外にもいくつも探し、調べ、テストを受けて仕事の参考にし、現在に至っています。 好きな言葉は 「多面性」 「ひとそれぞれ」 「郷に入っては郷に従え」 あなたの人生で少しでも迷う瞬間があるのなら、まず自分を知ることから始めてみませんか。