このページでは、魅力アドバンテージテスト「ハウトゥファシネート(How to fascinate)」タイプ分けのひとつについて、書籍「あなたはどうみられているのか?」から抜粋・編集した内容を記載しています。
16personalitiesの『仲介者型-=MBTIでのINFP型』とは異なるものですがそれでも同じ性格テスト。比較してみると見えてくるものもあります。
人はだれでも他社を惹きつけコミュニケーションするための特性を持っており、それをわかりやすくイメージさせるために、ハウトゥファシネートでは「アーキタイプ」と名付けています。
アーキタイプは42個あり、このページに記載しているのはそのうちの1つだけです。もし42個すべてをざっくり見てみたいならこちらのページへどうぞ。
Table of Contents
仲介者:警告×信頼
仲介者ってどんな人?
仲介者タイプはみんなから誠実で勤勉な人と言われますが、実際に会ってみるとすぐにその理由が分かるでしょう。その名前からも分かるとおり、このタイプの人の最大の魅力は、間に立ち、和をもたらす能力にあります。たとえば、プロジェクトやチーム、会社の基本方針に調和を生み出します。仲介者タイプは、みんなが横道に逸れないよう、穏やかに導きます。
仕事でもプライベートでも、仲介者は人々を支えることによって、その存在価値を確立しています。グループ内のハブ(中継の役割)として頼られる存在です。質問や問題があるときは、だれが、いつ、どこで、どのようにすれば解決できるのかを把握している仲介者に聞けば、効率的に処理でき、無駄がありません(仲介者は、ボディランゲージもミニマムで、効率的です)。仲介者は、自分自身が目立つことはあまりありませんが、脚光を浴びるタイプの人と非常にうまくやっていける人です。
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アーキタイプ・ツイン
アーキタイプ・ツインはあなたのアーキタイプと非常によく似たアーキタイプのことです。使っている上位2つのアドバンテージは同じですが、第1・第2の順番が異なります。ツインについて学ぶことで、人から自分がどう見えているのかを更に別の角度から捉えられます。
善良な市民
ダブル・トラブル
強いストレスと感じたり、圧倒されたり、恐怖を感じたりしたとき、いつもの健全なバランスが崩れ、あるアドバンテージの特徴が悪い方に目立ってしまう状態のことです。第1アドバンテージに頼りすぎると、普段は強みとなっている特徴が弱点になってしまいます。
警告を第1アドバンテージとするアーキタイプのダブルトラブルは、コントロールフリークです。
コントロールフリーク
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仲介者を表す5つの形容詞
1.しっかりしている
勤勉で、誠実で、頼りがいがあります。決められた目標や期日への責任感が強く、例えばプロジェクトが思い通りに進まず、みんなが諦めかけていても、仲介者タイプは、時間内・予算内に結果を出すことに最後まで全力を尽くします。同僚もクライアントも信頼できる彼らを高く評価しています。
2.堂々としている
プレッシャーがかかる状況でも、常に冷静で、チームのムードメーカー的存在です。たとえば採用面接で、履歴書の内容を鋭く突っ込む質問をされても、仲介者は落ちついてどう切り抜けるべきかを考え、論理的に答えるでしょう。
3.体系的
仲介者は、どんな間違いも見逃さない、厳しい目をもっています。全体像だけでなく、それを動かしているパーツ一つひとつにまで目を配り、その全てがスムーズに連携するよう常に配慮しています。
4.当を得ている
計画通りに進めることを好み、前人未到の実験よりも、実績ある手堅い方法を選びます。もしこのタイプが人事部長なら、社員ハンドブックを常に遵守すべきだと主張し、規定に沿わなかったときに起こりうる問題を鋭く指摘するでしょう。
5.慎重
何かを始める場合は、それがどんな規模であれ、事前に慎重に検討します。思慮深いので、間違いを未然に防ぐことができ、もし何か起きても対処しやすくなります。深く考えずにネットに記事を投稿したり、コメントしたりすることはなく、送信ボタンを押す前に、文法の間違いや誤字脱字がないかまで、丁寧にチェックします。
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仲介者らしい独自の価値とは?
現実的で、生産性の高い人です。
仲介者タイプの人たちからは、「TODOリストの項目を消していくことに喜びを感じる」という話をよく聞きます(そして、彼らは常にTODOリストをもっています)。このタイプの人は、細部へのこだわり、誠実さ、安定感など「警告」と「信頼」の両アドバンテージの特徴を併せ持っています。
会社では、着々と仕事を進め、最後まできちんとこなす法力が評価されています。実直で、プロジェクトの細かい部分にまで配慮できる能力を備え、継続的なタスクを正確に成し遂げることに長けています。最後の見直しまで丁寧に行います。
仲介者の良さを最大限に生かしたいなら、冷静に、秩序在る状況を維持するような役割を与えることです。仲介者タイプは、ルーチンワークをコツコツこなしながら、すべてが円滑に進むよう調整するポジションで大いに活躍します。仲介者は、日常に潜むリスクや様々な可能性を判断し、みんなの業務が妨げられないよう細かい部分を管理することで、周りをサポートします。
会社の仲間にもサポート役として頼りにされており、仲介者の後押しや指示があることで、チームにまとまりが生まれ、一丸となって同じ目標に向かうことができます。
無茶をしたり、自制心を失ったりすることはほとんどなく、常にただし事をきちんとやりたいタイプです。派手で独創的なアーキタイプとは違い、仲介者はいろいろなことに気が散りません。仕事をそつなく終わらせることに誇りを持ち、最初から最後まで、勤勉にやり遂げる人です。
仲介者らしさが生かせない環境とは?
仲介者は、混沌とした状況では、快適に仕事をすることができません。スケジュール、役割、目標などを予めきちんと決めておきたいタイプだからです。その場その場で臨機応変に対応しなければならないような流動的な環境では、仲介者の大きな魅力である「落ち着き」がうまく生かせないでしょう。
とはいえ、目まぐるしく変化する環境にまったく向いていないわけではありません。状況にあわせて自分自身を柔軟に変化させるのは苦手ですが、逆に、混沌とした環境に秩序をもたらし、状況を整理するようなポジションなら、大活躍できる可能性があります。
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仲介者の良さを生かすには?
このタイプとうまくやっていくコツは、頼みたいのはどんな役割で、どんな結果を期待しているのかを、前もってきちんと説明しておくことです。詳しい情報を与えれば与えるほど、ガイドライン通りにキッチリ進めてくれます。仕事のやり方をお互いすでによく知っている場合は別として、「言わなくても察してくれるだろう」という期待はしないほうがいいでしょう。スケジュールを定め、計画に従うことが、仲介者の安心につながります。落ち着ける環境だと、めきめきと生産性が上がるタイプです。
仲介者自身はブレストに積極的に参加したり、新しいアイデアに飛びついたりはしませんが、ブレストが得意で型破りなタイプを支えるのは得意です。革新性に満ちた会社では、仲介者は、アイデアを実現するための枠組みを提供する役目を果たします。アイデアを厳しく吟味したり、それを実行する手順を考案したりする人が必要なときは、仲介者が適任です。複雑なプロジェクトを体系的に整理するのが得意で、イノベーションを着実に実現させる人です。
仲介者のベストパートナーになりうるアーキタイプは?
「カタリスト」は、創造力をもたらします。
「勝利者」は、野心的な目標を設定し、そこに向かって邁進します。
仲介者から学べること
計画を死守せよ
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仲介者のワンポイントアドバイス
あなたは、ものごとを予定通り進めることに非常に長けています。ですがルールは破るためにある、という言葉もある通り、従来のやり方が必ずしも一番効率的・効果的であるとは限りません。よりよい結果を出すために、ときには少しやり方を変えてみましょう。小さな実験を重ねながら、手順(や製品)に徐々に変更を加えてみて下さい。
仲介者のアーキタイプをもつ著名人
エイブラハム・リンカーン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3
仲介者のキャッチフレーズの一例
体系的に整理されたやりとり
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仲介者がこのキャッチフレーズを具現化し、活躍している例
トッドは、成長を遂げているコンピュータエンジニアリング会社の経理部門で働いており、非常に慌ただしい日々を過ごしています。この会社の製品は、制作に時間とコストがかかるため、さばけるだけの業務しか請け負わないよう注意しています。
トッドの上司は、大胆なことを思いつく人で、常に進化し続けることを目指していますが、彼の考案するソリューションは必ずしも費用対効果が大きいわけではありません。そこで、常に冷静なトッドが、万全の準備をして上司とやり取りをし、翌月の明確なプランを立てていきます。トッドはまず、予算をプリントアウトしてチェックし、現在のプロジェクトを完成させるのに必要な工数を割り出しておきます。こうして、上司が考えを述べ始めたときにさっと資料を提示できるよう、様々な情報を手元に準備しておき、上司が十分な情報を得た上で適切なはんd名を下せるようにサポートしています。