保守派-How to fascinate「信頼」のダブルトラブル

このページでは、魅力アドバンテージテスト「ハウトゥファシネート(How to fascinate)」にある、良くないタイプであるダブルトラブルのひとつについて、書籍「あなたはどうみられているのか?」から抜粋・編集した内容を記載しています。

人はだれでも他社を惹きつけコミュニケーションするための特性を持っています。ですが、盲目的になり、自分にとって楽な手法だけに固執すると、長所を殺し短所だけが目立つようになります。ハウトゥファシネートでは、それをわかりやすくイメージさせるために、「ダブルトラブル」と名付けています。

ダブルトラブルは7個あり、このページに記載しているのはそのうちの1つだけです。もし自分に当てはまってしまったり、こんな人が身近にいそうだと思えたら、内容をよく読んで改善のためのコーチングの欄を参考にしてみてください。

保守派=信頼×信頼

信頼のスコアが高い人は、信義に厚いチームを構築することができます。常に落ち着いていて、献身的で、頼りがいがあります。プレッシャーにさらされていても冷静で、ストレスの多い環境に安定感をもたらします。約束を果たし、実績ある確実な手法を用いて、予定通りに仕事を終わらせることができます。

信頼のアドバンテージが弱点に変わるとき

信頼タイプの人は一貫しており、忠誠心を育むのを得意とします。ですが、第2アドバンテージとのバランスを失い、信頼が強く出過ぎると、想定の範囲内に小さくまとまりすぎて、面白みに欠ける人になってしまう場合があります。意見を聞くまでもないほど、いつも決まりきった答えを返すようになります。

保守派モードに陥ると、伝統にしがみつくようになります。実績のある方法しか用いなくなるので、硬直化します。変化をまったく受け入れず、「これがここのやり方」と言って一歩も譲りません。決まったパターンに固執しすぎるため、何らかの強迫観念に取り憑かれているように見えることさえあります。

信頼のアドバンテージに頼りすぎると、時代遅れの退屈な人になったり、いつものやり方から抜け出せなくなってしまう危険性があります。実験やリスクを避けるため、マンネリになり、新しいチャンスも逃してしまいます。

保守派モードに入ってしまった人の例

クリスティは信用度が高く、みんなから高く評価されている、頼れる存在です。ですが、緊張や不安を感じると、非常に頑固になります。このモードに一居ると、ルーチンに囚われ、他の可能性は一切受け入れなくなります。マネージャーである彼女は、別の選択肢や新しいアイデアを検討する余裕を失い、チャンスから目を背けるようになります。この状態に陥ると、彼女は一つの考え(これまで通りのやり方)に固執するようになり、周囲からはワンパターンな人という印象をもたれるようになります。仕事でもプライベートでも、目の前に大きなチャンスが巡ってきても、新たな可能性について考えてみようともしません。そうなると、彼女自信が柔軟に対応できなくなるだけでなく、周りの人も、彼女との関わりのなかで、進化したり成長したりすることができなくなってしまいます。

信頼のスコアが高いクリスティは、普段は「安定」という言語を話します。ところがダブルトラブルモードに入ると「想定内」という言語しか話さなくなり、無難な枠から出なくなり、かたくなになります。

自分がダブルトラブルモードに入って居ることに気づいたら、ルーチンを守ることに執着するのをやめて、「変化こう肯定的に受け入れることの大切さ」を思い出すことで、バランスを取り戻すことができるはずです。少しクリエイティブに自由な発想をするように心がけると、意固地になっている状態から抜け出て、周囲の動きに合わせて動けるようになることでしょう。

保守派モードに陥った人へのコーチング

情熱のアドバンテージを取り入れて・・・・・

情熱のアドバンテージの特徴である衝動性を取り入れて、ルーチンを少し崩してみてください。また、情熱は新しく入ったチームメンバーや見込み客といち早く信頼関係を築きたいときにも役立つでしょう。

神秘性のアドバンテージを使って・・・・・

神秘性のアドバンテージを使って、変化を拒む前に一度立ち止まり、自分のパターンを見直す必要が無いかどうか、考えてみましょう。じっくり時間をかけて、考え方を整理してみることも大切です。

威信のアドバンテージを使って・・・・・

威信のアドバンテージを使って、より良い結果を目指し、卓越のレベルに達することができるよう、チームのみんなを鼓舞しましょう。

権力のアドバンテージを使って・・・・・

新しいチームを統率する時には権力のアドバンテージを使って下さい。忠誠心を育むのには時間がかかります。すぐに場を掌握すべき時には、威厳を示し、目標を定め、チームの士気を高めることも必要です。

警告のアドバンテージを使って・・・・・

チームの締め切り意識を高めたいときは警告のアドバンテージを使ってください。職場で良好な人間関係を育むことはもちろん大切ですが、ときには、目標を達成できなかったときに起こりうるネガティブな結末を示して、みんなの気を引き締めることも必要です。

イノベーションのアドバンテージを呼び覚まして・・・・・

自分のなかにあるイノベーションのアドバンテージを呼び覚ますことで、新しいやり方を受け入れやすくなるはずです。ほんの少しでいいので、実験を取り入れてみてください。手順に少し工夫をして、現在の業務を改善する方法を探ってみてはいかがでしょうか。

管理人
ここではパーソナリティ診断を10個以上実際に試し、活用している管理人の僕が性格診断の応用範囲の広大さを伝えたいと思い、コツコツ作っているサイトです。 性格診断との初エンカウントはビジネスパーソン向けプロファイルテストのWealthDynamics(ウェルスダイナミクス)。 その本は、仕事のヒントを求めて多読していたビジネス書のひとつでした。 すぐにテストを受け、その結果に納得して仕事に取り入れ、活用・応用範囲の広さに感心するとともにいくつもの仕事に役立つヒントが得られました。 その後は、性格診断にもいろいろな切り口・根拠によるものがあると知ることになります。ウェルスダイナミクス以外にもいくつも探し、調べ、テストを受けて仕事の参考にし、現在に至っています。 好きな言葉は 「多面性」 「ひとそれぞれ」 「郷に入っては郷に従え」 あなたの人生で少しでも迷う瞬間があるのなら、まず自分を知ることから始めてみませんか。