マンガは人の多様な価値観を知ることが出来るすばらしいメディアです。
ここでは、僕が今まで読んできた中から、多様な価値観に触れて考え方の幅がひろがり、人間的にも成長できそうな漫画の一端をシェアしたいと思います。
Table of Contents
さまざまな価値観に触れられる秀逸な漫画たち
アスペル・カノジョ
アスペルガー症候群の女性「斎藤恵」と同居することになった売れない同人作家「横井拓」の話。横井自身も社会に生きづらさを抱えています。
アスペル・カノジョはWEB媒体で展開するコミックで、一部は無料で読むことができます。
https://comic-days.com/episode/10834108156628963503
ハクメイとミコチ
優しい人間関係でほっこりさせてくれるフィクション。でも登場人物はみなそれぞれの考えを持ち、一生懸命生きています。そんな小人の世界が舞台の物語。それぞれのキャラの性格づくりが抜群で、全く読みあきません。印象に残る話も多く、1話完結式の漫画でベストの回を選ぶことがこれほど難しいものはめったにないでしょう。職人気質あふれるモノづくりにフォーカスが当てられることが多いです。
乙嫁語り
これは実際にある歴史、場所、世界の話です。完全なファンタジーではありません。絵の美麗さと醸し出される現地の空気がすごく素敵な異国にいる気分にさせてくれます。現代日本とは相当乖離したこの時代この土地特有の人々の価値観が新鮮で、でもその価値観が自分の中にも少しあるかもしれない、と今の自分の価値観が正しいのか間違っているのか考えさせられます。
誰も寝てはならぬ
マイペース人間たちの群像劇です。人間ってこんな適当でも生きていけるんだ、と気が抜けてリラックスできます。20代は30代になることに、30代は40代になることに希望を持つことができるでしょう。年相応であることを求められるプレッシャーに押しつぶされそうなまじめな人にぜひ手に取ってほしい本です。ちなみに前作の「大阪豆ごはん」も面白いです。
昨日何たべた?
ゲイの男2人を主人公に据えた、料理を主題とした日常漫画。他人にさほど興味のない職場の人たち、高齢両親の見栄とプライド、能天気な夫にストレスをためる料理友達・佳代子さん、都合のいい考えでその場の対処を繰り返す美容室の店長。30~50代は「あるある」オンパレードになるんじゃないかと思います。
BEASTERS(ビースターズ)
ハイイロオオカミの「レゴシ」を中心に繰り広げられる擬人化された動物社会の話です。それぞれの生き物の考え方、生き方が物語に強く反映されています。人間社会にならった社会制度の細かな設定・人間社会ではありえない種の違いによる本能の違い、価値観の違いなどディテールの造り込みが素晴らしい漫画です。
最近すごく良い漫画が多くて書ききれないので時間があるときに追記します。
自分の価値観が分からない人は、これらの漫画を読みましょう。
流し読みではなく、少しじっくりと物語に浸っていくと価値観を探すための力を蓄積していることになるんじゃないかな、と思います。フィクションでもノンフィクションでも全然かまわないので、自分が共感できたこと、許せない行動、こうなりたいと思った人、なりたくないけどあこがれる人、色々見つけておきましょう。
価値観を探してみたいならコチラの記事もぜひどうぞ
>>価値観とは?簡単にわかる4つの方法『価値観診断』
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