- 価値観とはなにか?
- 自分はどんな価値観をもっているのか?
- なぜあの人と考えがこんなに違うのか?
こういったことを考えたことは無いでしょうか?
価値観とは「自分のトリセツ(取り扱い説明書)」。見つけてしまえば一生にわたって活用できます。また、「本当の自分、本当のあなた」でもあります。
ここでは、シンプルな『価値観を知る方法・探すやりかた』を厳選して紹介します。
それはつぎの3点。価値観探しに5年以上の時間と100万を超えるお金を投資してきましたが、あらためて振り返るとこの3つで十分でした。
- 未来にやりたいことを探す
- 信頼できる性格テストをしてみる
- 過去の経験から探す
では、順に紹介していきます。
Table of Contents
価値観を知るための3つの方法
いまから将来に向けてやりたいことを探して煮詰めていく
絶対やりたいこと、考えると楽しくなることを探します。紙とペンをもってひたすら書き出すシンプルなやり方です。
GTD(ジーティーディー)という手法があります。
頭の中にあるやるべきことをすべて書き出すというデビット・アレン氏提唱の有名なメソッドです。どちらかというと大量の仕事を抱えるビジネスパーソン向けタスク管理の手法ですが、価値観探しにも効果ありです。
やりたいことを書き出すとだんだん書くことが抽象的になってきて、最後には人生でやりたいことになります。それが価値観に通じる部分を持っています。ほんの2時間ぐらいの時間と、邪魔が入らない部屋やカフェがあればOK。これであなたの価値観のうち未来・将来にかかわるものが分かります。
性格・性質を判定するテストで客観的な視点を入手する
個人的おススメ。性格診断テストでも価値観があわせてわかります。
- 思いもしなかった気づきがあること
- 得手不得手も一緒にわかること
- かなり的確に当たること
といったメリットがあります。一方デメリットは「勘違いしやすい」こと。信頼性が低い占いレベルの適当な診断テストも少なくなく、参考にすると道を誤ることになるため、根拠のないものは避けるべきです。
では、どんな性格診断テストなら信頼できるのか?
私が実際に10個近く試して、他のテストとの乖離が少なく、自己診断ともある程度合致し、納得感があると感じたおススメは次の3種類です。
1つ目は、リースモチベーションプロファイル。リース博士提唱のプロファイリングテストです。
プロファイリングと言ってもシンプルでお手軽なので、この本を読みながらだとすぐできると思います。
2つ目は、StrengthFinder(ストレングスファインダー)。これもかなり有名な強み診断テストです。
強み=自然に人よりできることを探り当てるテストです。実はこれは価値観と合致する部分がかなりあります。関心があって知らずにやってる(その強みを持たない人から人から見ればとんでもない努力)ことだからです。
WEBのテストで、書籍を買うとついてくるコードが必要。書籍は2000円ぐらいですが詳しく知るにはさらに1万円ほどかかります。おススメのテストだけれど中高生とかでおこづかい制の人にはきびしいかもしれません。しかし、社会人か大学生ならストレングスファインダーとグッドポイント(後述)はおすすめです。しっかり結果を確認しておくと必ず人生の役に立つでしょう。
3つ目は、リクルート社のグッドポイント診断。さきほど挙げたテストで日本製ストレングスファインダーとも言われています。
就職や転職活動にはもちろん、親子関係の改善や自分の軸を見つけたりとさまざまな場面で役立ちます。リクルートの会員向けサービスですが、会員登録は無料なので実質だれでも無料で診断できます。
メリットは誰でも無料で行えることと設問が多いので信頼性が一定量担保されていること。
デメリットは上位5つの強みしかわからない点です。そのため弱点の補強や苦手分野の改善にはつなげられません。あくまでもグッドなポイントを判定するものだと割り切ることが必要です。
また、民間企業が行っている無料テストのため採算が取れないと判断されてるとサービス停止や有料化もありえます。このテストの結果は生涯変わらないとされているので、今すぐやっておきましょう。
あなた自身の過去の経験からさかのぼって心が動いた場面を分析する
あなたが今までしてきたこと、決断、判断から、少しでも印象に残っていることを集めてどんなことで心が動いたか、どんな選択肢を選ぶことが自然だったか考えていくやり方です。
今まで何の経験もない人はいないです。ゲームのキャラクターを選ぶときの傾向でもいいですし(僕の場合は魔法使い系を選びがち)、気分がよくなるのはどんなときか、逆になにに腹をたてるのかといったことも判断材料になります。「今まで何もなかった」と言う人も絶対なにがしかあるはずです。
もしよかったら下記のテンプレートに当てはめてみてください。印象に残ったことを書き出してみると、それが価値観だったりするものです。
- 〇〇が起こった時に、私は〇〇と感じた。それはおそらく〇〇という理由からだと思う
- 私が〇〇を選んだ理由は、おそらく〇〇という理由からだと思う
~と思うという非断定口調なのは、難しく考えなくてもいいからです。きっとあなたが経験した出来事のから価値観が見えてきます。
(余裕があれば)他者の価値観を参考にしてみる
自分の価値観がわかったら人の価値観をぜひ意識してみましょう。ネットで公開してる人もいるし、雑誌やカフェの会話など、いくらでも手に入ります。
「カラーバス効果」という意識しているものが目につきやすくなる法則の通り、自分の価値観がわかった後なら人の価値観も無意識にピックアップできるようになります。
それによって思いもしなかった視点や言葉、こだわりを目にするかもしれませんし、周りの人の理解も出来て一石二鳥です。
あなたの価値観とは?簡単にわかる3つの方法まとめ
価値観を探す方法3つ+αを挙げてきましたが、僕はここに書いた5倍ぐらいの分量とそれ以上の時間を価値観探しにかけてきました。
そのうえで「過去の自分にさせるこの順序で!」と言えるのは下記の通りです。
グッドポイント診断 → GTD(書籍も合わせて) → 過去の経験から探してみる → 他者から探してみる
コストがかからず今すぐできるグッドポイント診断を最初に挙げましたが、余裕があればストレングスファインダーもぜひやってみてください。
そして、価値観を見つけたら忘れないようにメモしましょう。
手帳やエバーノートetcデジタルアナログなんでもいいです。ときどき見返して、違和感を感じるものがあればそれは削除して新たに気づいたことがあれば書き足す。
価値観は、一生使える武器になります。ぜひ行動の羅針盤にしてみてください。そうすれば後悔しない選択を驚くほどあっさり決断することができるようにもなります。
決断力が出て、行動力が上がれば、明日からでも景色の見え方がきっと違ってくるはずです。