リース・モチベーションプロファイルとも呼ばれる『本当に欲しいものを知りなさい―究極の自分探しができる16の欲求プロフィール』を試しにやってみましたので、紹介したいと思います。きちんとしたものは専門家に依頼する必要があるようですが、簡易テストなら書籍を読みながらでも行えますよ。
Table of Contents
『本当に欲しいものを知りなさい―究極の自分探しができる16の欲求プロフィール』
テストの概要
これは1冊の本で「テストの設問・解説」が完結する非常にシンプルな性格診断です。自分が興味あるもの(書籍中では『欲求』)を理解することができます。
その欲求は、つぎの16種類。人が執着しそうなことはおおむね網羅されています。
- 独立心
- 好奇心
- 承認
- 貯蔵
- 誇り
- 競争
- ロマンス
- 食
- 安心
- 力
- 秩序
- 理想
- 交流
- 家族
- 地位
- 運動
テストでは、これら16個の欲求についてそれぞれ「あなたがどれだけ大事だと思っているか」が
とても重要 —– 普通 —— 重要ではない
の高/中/低の3段階で分類されます。
ある欲求にについて、差が少ない(重要と普通・普通と重要ではない)のであれば許容しつつ過ごすことができます。差が大きい(重要と重要ではない)項目が2個以上あると、歩み寄る努力をしない限り、破綻する可能性が高いそうです。
テストの流れ
リースモチベーションプロファイルでは、このような流れで欲求のあるなしを診断していきます。
(A)まず1つ目の欲求に対しての、執着度合いをはかる質問が3つ出されます。
それについて当てはまるものが1個でもあれば、その欲求は「とても重要」とされます。
(B)つぎに執着してなさをはかる質問が2つされ、
それについて当てはまるものが1個でもあれば、その欲求は「重要ではない」とされます。
AB上記どちらにも該当があるか、どちらにもないならどっちつかずでその欲求への度合いは「普通」となります。
例「ロマンス」の欲求の場合
ロマンスは、セックスや美しいものを求める欲求です
A
- 同世代の友人たちに比べて、ロマンスを追求している時間がはるかに長い
- 昔からたくさんの相手とセックスをしてきた
- 性的衝動をなかなか押さえられない
- 友人たちよりもずっと時間をかけて、美しいものを堪能している
B
- あまりセックスをしたり、セックスのことを考えたりはしない
- セックスはうんざりするようなことだと思っている。
Aが1個以上、Bがゼロなら、ロマンスはあなたにとって「とても重要」です。
Bが0個でBが1個以上ならロマンスはあなたにとって「重要ではない」欲求となります。
それ以外ならロマンスに対してあなたは「普通」のスタンスでしょう。
これを16個の欲求ぶん繰り返します。テスト部分だけなら15分もかからないでしょう。
テストをやってみた感想は
僕の場合は、こうなりました。特にこれと言って強烈に執着するものはないようです。これは予想通りでもあり、少しは残念な結果でもあるかもしれません。
とても重要 ・・・ 無し
人並 ・・・ 独立心 好奇心 承認 貯蔵 誇り 競争 ロマンス 食 安心
さほど重要ではない ・・・ 力 秩序 理想 交流 家族 地位 運動
メリットとデメリット
このテストのデメリットとしては、
- これら16個以外にもあるはずの欲求は無視されている
- 個人の内面をさがせるほどの深みは無い
と感じました。書籍タイトルの「~究極の」は誇張しすぎな感があります。
メリットとしては、
- 16個の欲求はたいていの人には当てはまる汎用性がある
- 人付き合いに使いやすそう
だと思います。
要は「複雑ではない分とっつきやすい、価値観を明らかにするための簡易性格診断」といえます。
- こういったテストをやったことがない人、
- 自分には情熱を感じられるものが無いと思ったことがある人
- 家族や他人との関係性を向上させたい人、長時間向き合うタイプの客商売
に特におススメ。長時間向き合うというのは、会話をつないでいく必要がある仕事ということです。コンサルタントや水商売、タクシードライバーや占い師、コーチなど。ライターなどのモノ書きの人にも役立ちそうです。
相手の欲求=大事にしていることを知れるというのは大きな武器になります。自分の大事なものを尊重してくれる人は、だれでも大事にしたいものです。文章も平坦でわかりやすさは抜群、人と一緒に行えばその後の会話もスムーズにできるでしょう。
15~20分ほどしかかからないので、昼休みにでも、気軽にどうぞ。