コルベインデックスで見る部下・上司マネジメント

2019-03-05

このページでは、本能をタイプ分けするテストであるコルベについて、言及している書籍の該当部分を紹介しています。

「あなたの部下が最高の成果を上げる5つの方法」という書籍の中でコルベインデックスが取り上げられています。


あなたの部下が最高の成果を上げる5つの方法 [ エドワード・M.ハロウェル ]

エドワード・M・ハロウェル
北川知子訳

この書籍はビジネスシーンにおける部下のマネジメントの本です。
部下の個性を生かし、画一的でないやり方で能力とモチベーションを上げることで組織の成果にもつなげる、という目的のもの。

コルベインデックスを部下・上司マネジメントに使い人間関係を改善し成果も挙げる

この書籍内で、部下の強みや問題解決スタイルを知るツールとして、コルベ・インデックス(Kolbe Index)が取り上げられています

部下の尻を叩いても成果は上がらない最近では、多くの社員が成果をあげられず、職場との結びつきをも手づにいる。押しつぶされそうに感じ、メルトダウンの危機に瀕している社員もいある。彼らは、例えば規律を守らなかったり、酒で問題を起こしたりするような「問題児」ではないし、能力が低いわけでもない。
むしろ、トップレベルの社員ですら、追い立てられているように感じ、ベストを尽くせていないと焦燥感を抱くケースが増えている。そしてその多くが「間違った職に就いている」とか、「心の病だ」とか、「なんだかわからないが、大きな問題を抱えている」といった誤った結論を下し、何らかの対処法や治療、あるいは生活の抜本的な変化が必要かもしれないと考える。

~中略~

ところが、彼らの上司もまた、同じように追いまくられていて、部下の複雑な問題にかかわる余裕がない。部下は給料をもらっているのだから、自分で問題をオリコ絵、もっと成果をあげる手立てを見出すべきだと考えている。

~中略~

成果をあげられない社員からピーク・パフォーマンスを引き出すには、お尻を叩けばいいわけでも、やる気満々の社員に置き換えればいいわけでもない。

「あなたの部下が最高の成果を上げる5つの方法」では
ひとそれぞれであることを簡単なたとえを用いて説明しています。

人が何かに取り組むときの天性のスタイルを調べる簡単な方法がある。ガラクタの山を与え、そこから何か作ってくれと頼む。誰も邪魔しなければ、天性の流儀によって、その人が次に何をするかが決まる。ガラクタの山を見ようともせず、次口に質問を投げかける人もいるだろう。答えが得られなければ、当惑し、怒りすら見せる。指示を最後まで聞こうともせず、すぐにガラクタの山に手を出し、取り出してそろえ始める人も居るだろう。指示が終わるまで待つように、と言っても耳を貸さない。あるいは、指示を最後まで聞き、そのあとで注意深くガラクタを分類し始める人も居るだろう。どのアプローチも、その人にとっての「正解」なのだ。それぞれに利点がある。どの方法を使おうとするかは、知性(あいまいな言葉だが)によって決まるのではなく、育ち方や性格で決まるわけでもない。心理学では長年見過ごされてきた”本能的なスタイル”によって決まる。

この書籍では、書名の通り「あなたの部下が最高の成果をあげる5つの方法」を取り上げています。

そのため、コルベインデックスの活用方法・切り口・解釈もそれに沿ったものになっていてこのように訳されています。

各行動モード(MO)の数値が高くも低くもなく、中間にあるほうがバランスが取れていて、極端に走りがちなどちらの言い分も理解し調整できるため、管理職に向いているというロジックです。

ただ、この図は通常のコルベインデックスのレポートを90度回転させたものなのでその点だけ注意してください。
上図の「情報収集型」は「Fact Finder」で、赤いシリンダー、
「計画遂行型」は「Follow Thrw」で青いシリンダー、
「瞬発力発揮型」は「Quick Start」で緑のシリンダー、
「実践型」は「Implementor」で黄色いシリンダーです。

上図、活動ゾーンの
「固執ゾーン」とは各シリンダーの値が7~10で
「適応ゾーン」は4~6、
「抵抗ゾーン」は1~3です。

つまり、反時計回りに90度回転させるとコルベインデックスのレポート通りの配置になるということです。

そして管理職への各行動モードごとの行動アドバイスは下記の通り

「情報収集型(Fact Finder)」

情報収集型の固執ゾーンに入る人は、計画を立てる前にもっと詳しく知りたいと考え、多くのデータを集めようとする。ガラクタの山に触れる前に、数えきれないほど質問をしてくるだろう。ほかの人なら省略するだろうが、指示を確認し、データを入念にチェックし、より多くの情報を求めずにはいられない。彼の強みは、情報収集にある。情報収集を満足に行えない環境では、最高の成果を収められない。

一方、抵抗ゾーンの人は、ものごとを単純化できる強みを持ち、事実の追及にはそれほど熱意を示さない。とにかくどんどん先に進めずにはいられない。指示が多すぎる場合や、大量のデータを集めないといけない場合には、フラストレーションを感じるだろう。

適応ゾーンの人は、リソースやプレッシャーに応じて、どちらにもなる。ものごとを声確認説明できる能力を持ち、固執ゾーンや抵抗ゾーンの人を協力して働かせる。だからこそ、管理職にふさわしい。

「計画遂行型(Follow Thru)」

計画遂行型の固執ゾーンの人は、スケジュールが適切か、計画が実行に移されているか、すべてのシステムがうまく調和し、統合されているかを確認せずにはおれない。ガラクタの山を小山に分け、さらに小さな山を作る。

抵抗ゾーンのひとは、簡単に適応する生来のマルチタスク人間だ。気軽に態度を変え、方向転換しながらも、現状を把握し、複雑なスケジュールのつじつまを合わせる。そして、要点を見失わずに、大勢の人のニーズを調整する。固執ゾーンのように、新しい課題に着手する前に、目の前の課題を完了させなくては、と考えることはない。

適応ゾーンの人の強みは、秩序を維持することだ。固執ゾーンと抵抗ゾーンのどちらにも腹を立てることだろう。両者を協力させる。なぜこれが優れた管理職かわかるだろう。

「瞬発力発揮型(QuickStart)」 

瞬発力発揮型の固執ゾーンの人は、イノベーションをもたらそうとし、臨機応変にリスクを取り、常に斬新さを求めると同時に、規範や因習に対しては、本能的な嫌悪感を抱き、避けようとする。起業家はこのグループに該当することが多い。ガラクタの山を手に取り、およそ考えられない組み合わせで集め始め、奇抜な宝物を作り出そうとする。

一方、抵抗ゾーンの人は、ほとんど指示や説明もないままにk代を与えられることにいらだち、憤りすら感じる。 その強みは、物事を安定させるところにある。部下がこのタイプかどうかを知っておくのは、特に役立つ。頑固で扱いにくいと決めつける前に、その部下には、仕事を始める前にもっと説明が必要だとわかるからだ。すぐに飛び込むのが固執ゾーンの美点であるのと同様、なかなか飛び込まないのは抵抗ゾーンの美点である。どちらのスタイルも、状況に応じて、長所にも短所にもなる。

適応ゾーンの人は、どのモードにも共通だが、葛藤に平和をもたらす。固執ゾーンが「長ったらしい指示にはうんざりだ。さあ、はやくやっつけようぜ!」と叫ぶのに対し、抵抗ゾーンの人は「落ち着いて考えてから、責任を持って行動しよう」と頑固に言う。適応ゾーンの人は、「ほんの少し話せば、誰もが納得できるだろう。そうすればみんなで取り組めるさ。だから、このままみんなでやってみよう。と仲を取り持つ。生まれながらの管理職は、適応ゾーンに該当する傾向にある。

「実践型(Implementor)」

固執ゾーンの人は、自分の手で自然に何かを作り上げる。一方、抵抗ゾーンの人は、私のように、手仕事になるとやや不器用だ。シャワーヘッドの調子が悪い時、私は自分で直そうとしても逆に壊してしまい、固執ゾーンの息子に助けを求める。適応ゾーンの人は、どちらにもなる。シャワーヘッドの修理が必要な場合、自分でも直せるが、自分よりも得意な誰かに来てもらえるなら助けを求めるだろう。

部下の育成が上手くいかない、同僚が思うように動いてくれない、上司となんとなくやりにくいと感じている・・・

といった組織内部の問題解決と業績向上に取り組む前に読めば、この書籍は大きな助けになります。


あなたの部下が最高の成果をあげる5つの方法

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