子どもには才能があります。何でも吸収する子供時代、正しい方向に向かえば、望むことおよそ何でもできますし、世界も変えられる人材になる可能性も十分にあります。
ですが、今の日本の学校教育では才能がつぶれていく可能性のほうが高いです。みんなと横並びで、同じことが出来るようになるほど評価されるシステムになっているからです。
そこから脱却して子供の才能を見極めて伸ばすためには、まずどんな才能があるか見つけること。そこから始める必要があります。
でも、現実的には難しいですよね。サッカー、バスケ、ピアノ、絵画、英語、プログラミングなど世の中に選択肢は無限にあります。すべての習い事をさせるにはお金がかかりすぎますし、仮に親が億万長者でも子供の時間は限られています。ピアノに費やした5年間は、それ以外を切り捨てた5年間でもあるからです。
しかし、イチかバチかで決めていくにはギャンブル過ぎて大失敗になる可能性が高いでしょう。子供のために何をすべきか、しっかりした根拠をもって判断したいものです。
そんなときに非常に役立つヒントがあります。Kobe Y Indexというもので、35年のリサーチにより信頼性を担保している適性検査です。
この記事では、米国の教育者が開発し、数多く使われているこのテストを紹介します。
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KoleIndex(コルベインデックス)で子供の才能を特定する
コルベインデックスとは?
コルベインデックスは適性検査。そのなかでも4歳~17歳向けに最適化されたものがある。
コルベインデックスは、アメリカの教育者キャシー・コルベ氏が開発した適性検査です。ある状況の時に取りがちな行動、本能的に選ぶ選択肢などを知ることができます。それによって、何に向いているのか、物事を習得するにはどうすればスムーズなのかが分かるので、あっていない取り組み、間違ったやり方を避けることができます。合わせて、自分にあったものごと、自然に続けてしまうやり方がわかることで、才能の開発の大きな助けになります。
>>Kolbe(コルベ)の概要・特徴・性格タイプの活かし方
このコルベインデックスには、子供向けのKoble Yインデックスがあり、4~17歳の児童から青年向けに提供されています。YはYoungのY。通常のコルベインデックスのヤング版です。
子ども用ということで次のような3つの分野で分析が行われます。
- どのようにしたら学習面で最高の力を発揮できるか
- どのようにしたら学習以外の面で最高の力を発揮できるか
- どのようにしたらもっとうまく人とコミュニケーションが取れるか
コルベYインデックスは、子供たちが学校での成功を促進し、コミュニケーションを改善し、問題を解決し、リーダーシップスキルを刺激し、ストレスを軽減するために使用できるヒントも提供します。
「金持ち父さん」ロバートキヨサキの言及
「金持ち父さん貧乏父さん」をはじめとするファイナンス系のビジネス書で有名なロバートキヨサキ氏。彼は著書の中でこのように子供の才能について述べています。
人間の性格にいろいろなタイプがあるのと同じように、学習スタイルにもいろいろなタイプがあることを知っている人は少ない。
現在の教育システムが多くの人にとって苦痛となっている理由のひとつは、学校システムがそういった学習スタイルのうちごく限られたものだけを前提に作られていることだ。あなたが自分の子供にあった学習スタイルを見つけるのに役立つだろう。それに、もしあなた自身が独自の学習スタイルを見つけたいと考えているなら、あなたの役にも立つはずだ。
私の知り合いには、プールの中なら完璧に泳げるのに、荒れた海や離岸流、潮流、底流、大波などを怖がる人がいる。よく言われる通り、「人それぞれ」に泳ぎ方があるということだ。
~ 何であれ、どうやってやるべきかは分かってはいても、自分の好きなようにやるほうがいいものだ。
あなたの子どもたちが学ぶ場合も同じことだ。
ちなみに、ロバートキヨサキ氏もコルベインデックスのテストを受けています。
これを基に、キャシー・コルベ氏はこう言っています。
あなたの行動の原動力は瞬発力(Quick Start)と行動力(Implementor)にあります。」
キャシーは微笑みながらそういった。~
「この数値を見ると、あなたが物事を手順通りには進めないことがわかります。瞬発力と行動力の数値の高さは、あなたが物理的危険を好み、緊迫感があると力を発揮することを示しています
ロバートキヨサキ氏の言及に戻ります。
氏は大好きなサーフィンも、やり方を間違えると嫌いになったかもしれないと危惧しています。
子供の才能を見つけるには、まず最初に子供の好きな学習方法と、学習する理由を見つける必要がある。例えば、私が泳ぎを覚えたのは泳ぎたかった空ではない。サーフィンがしたかったからだ。サーフィンのためでなければ私は泳ぐことにまったく興味が無かった。
それどころか無理に教えられたせいで、よけい水泳が嫌いになった。みんなと一緒にプールの浅い方でぽちゃぽちゃやるところから始めるよりも、深い方に飛び込んで、溺れずに生き延びる方法を覚えるほうが私にはずっと楽しかった。
人生で成功する鍵は、自分にあった学習方法を見つけること。そしてその方法で学び続けられる環境を確保することだ。ただ困ったことに、自分にぴったりの学習方法や生まれつきの才能は、たいていは試行錯誤によって見つけるしか無い。自分の才能を見つけられない人もたくさんいる。学校を卒業し就職すると、その後は経済的な理由や家庭的な理由から自分探しの旅を続けることができないからだ。
子供の才能を見つけ、見極め、伸ばすためのヒントまとめ
すでに子供の才能はわかる時代になっています。子供たちに成功し幸せになってほしいなら、我慢させる詰め込み学習ではなく強みを伸ばして育てるほうが遥かに理にかなっているではないでしょうか。適性検査コルベインデックスなら、教育者が開発したこと・数多くの米国機関で採用されていること・子供向けが用意されていることから、子どもたちの才能をを見つけ・開花させるのに最適です。
開発者キャシーコルベ氏が、1985年タイム誌の「今年の人」を代表する7人のアメリカ人のうちの1人に選ばれたときにこう言っています。
私の場合、コルベインデックスの結果を見て、自分が生まれつきどんな人間なのか、しっかりと確認することができた。
このインデックスは、私が学校の先生に落ちこぼれとか馬鹿といったレッテルを貼られた理由をすぐに教えてくれた。もし子供の頃にこのテストを受けていたら、学校時代に直面した多くの問題を避けるか、あるいは少なくとももっとよく理解することが出来たかもしれない。みなさんも私と同じように、自分自身をよりよく理解するためにこのテストを役立てていただきたい。
コルベYインデックスを受けるにはコチラ。難しい英語ではないので、子どものためにも頑張りましょう。
子育て中ならこの本は参考になるのでおススメ。この記事で引用している部分はこちらからです。