就活、転職、起業、天職探しの大きな助けになる性格診断4つ

一昔前は人気就職先の上位に来ていた銀行ですが、最近ではあっさりやめていく若手が多いそうです。メガバンクだけではなく、地銀にもその波が来ているとか。
やめる彼らの言い分としては、将来の展望が持てないという理由が多いとのこと。
ゆとりであるとかこらえ性がないとか根性が足りないというだけでは無いようです。

結果として「せっかく入った大企業をやめる」ことになったとしても、主体性をもって考えた結果であるなら何よりですが、自分に合っていそう、あっているといいな・・・と漠然としたイメージだけで選んでも、成功率はそう高くないでしょう。後悔しない結果に少しでも近づけるには、納得できる根拠を持った判断材料が必要です。

天職を探すには・・・

ということで、あなたに合った役割、つまり「天職」を探すにはどうすればいいか。
そのことの助けになりそうな部分をさまざまなパーソナリティ診断ツールからピックアップしていきます。

仕事がすんなり覚えられて他の人より簡単に結果が出せ、なおかつそのこと自体が楽しくて仕方ない。そんな天職を探すヒント集です。

当然ですが、天職は人それぞれ違います。そのため、天職はなにかを探っていくには、
その前にまずあなたはどんな人かを知る必要があります。

パーソナリティ診断はあなたはどういう人か?ということを探していくツールなので職選びにも役立ちます。

天職探しに役立つヒントあれこれ

あなたの天職がわかる16の性格

書籍です。この本のベースとなっているタイプ診断はMBTI、マイヤーズブリックスタイプインジケーターです。本来のMBTIは相反する要素2つ×4種類の組み合わせでパーソナリティを推し量っていくものですが、それと職業への適性を絡めて解説しています。

あなたに向いている職業、本当はどんなものなのか? それが気になる人には人生を変える一冊になる可能性大の内容です。

1「外向型・内向型」
2「五感型・直感型」
3「思考型・情緒型」
4「決断型・柔軟型」
この4つそれぞれどちらに属するのか? それをテストしたら4✕4=16種類のどれに属するのかがわかります。
あなたが属する性格にとって、まさに天職といえる職業が何かを解き明かしていきます。
あなたは、責任者・努力家・社交家・組織人・冒険家・実務家・楽天家・職人肌・リーダー・アイディアマン
・企業家・戦略家・チームプレーヤー・理想家・創作者・芸術家のどれに当てはまると思いますか?

Amazonの紹介文より

本なので安いです。また、内容もかなり深堀りしています。

16あるタイプごとに職業上の役割を連想させる名前をつけ、
それぞれについて下記のような切り口から詳しい解説が書かれています。

  • ○○型の性格とは
  • ○○型の短所
  • 実例
  • ○○型が実力を発揮できる職場環境
  • 仕事に関連する○○型の長所と短所
  • ○○型に向いている仕事
  • 就職・転職活動で成功を収めるには、あなたの長所を活用しよう
  • こんな落とし穴にご用心 ○○型の弱点を克服しよう
  • 希望の仕事に(まだ!)就けないのなら今の仕事を好きになろう
  • 長所を活用するのは簡単 ○○型が成功する鍵は

想像以上に情報量が豊富で、就活・転職前の人すべてが見るべきではと思えました。今の仕事を辞める勇気まではないときでも、その仕事のなかで何にフォーカスすればやりがいを見出せるか?を探すヒントになります。

MBTI(エムビーティーアイ)の概要・特徴・性格タイプの活かし方まとめ

ストレングスファインダー

強み診断ツールとして有名なストレングスファインダーは、その強みをどう生かしていくか、という視点のレポートも充実しています。

「次に〇〇をしましょう!」というシンプルで迷いがない後押しをしてくれるツールではありませんが、じっくり読みこんでいくのに耐える深さがあります。

診断結果を知識から血肉にまで昇華できれば、職探しという一時的なイベントを超えて人生の役に立ってくれると思います。

一例として、「収集心」から職業選択に役立ちそうな箇所の抜粋です。

教育、研究、またはジャーナリズムのように、毎日新しい情報を得ることが求められる仕事を探します。
情報を保存して簡単に探し出せるシステムを考案します。 切り抜いたすべての記事を1冊のファイルにまとめるというシンプルなシステムから、コンピュータのデータベースという高度なシステムまで、いろいろなシステムが考えられます。
「目標志向」または「規律性」の才能の高い人とパートナーになります。 このような人は、あなたが知的好奇心のせいで興味深くはあるが本筋からそれた道を進んでしまっているときに、本来の目的を達成する手助けをしてくれます。
あなたの精神は開かれており、吸収力があります。 あなたは、スポンジが水を吸収するように情報を自然に吸収することができます。 ただし、スポンジの主な目的が吸収したものをずっと保持しておくことではないように、頭に知識を蓄積しただけというわけにはいきません。 出力のない入力は停滞を引き起こします。 情報を収集し、吸収したら、あなたの知識によって最も利益を得られる個人やグループにそれを知らせて、意図的に情報を共有してください。
あなたには、事実、データ、アイデアをたくさん蓄えておく生来の資質があるかもしれません。 実際にそうである場合は、エキスパートとして身を立ててください。 あなたの「収集心」の才能に従うことによって、あなたは特定の分野の権威として知られるようになる可能性があります。

収集心の強み考察より

Strength Finder(ストレングスファインダー)の特徴・組み合わせ・強みの活かし方

ウェルスダイナミクス

ウェルスダイナミクスは個人を8タイプという少ない種類に分ける診断ツールですが、ビジネス向けということもあり職探しにも結構役立ちます。

具体的な職業名を上げるのではなく、役割としてあなたに向いているもの、向いていないものがわかります。

チームにおける最適な役割:クリエイティブなプロジェクト、クリエイティブな問題解決、全体像を見る、戦略、タスク思考型のリーダーシップ、ビジュアルから学ぶ、要約して話す

チームで一番向いていない役割:時間管理、詳しく分析する、メンバーひとりひとりのために時間を割く、現実的になる、活動をモニターする、テキストから学ぶ、詳細について話す

人生における最適な役割:全体像、ビジネス戦略、ブレインストーミング、商品開発、デザイン、リスクを取る、会社を立ち上げる

人生で一番向いていない役割:カスタマーサービス、繰り返しの作業、詳しい分析、マーケットリサーチ、校正、忍耐強さが必要とされる導入作業、時間管理

クリエイターの資質から抜粋

これは、ウェルスダイナミクス8つのプロファイルのひとつ、クリエイターの役割に関する記述です。

必ずしもすべてが当たっているわけではないですが、それでも十分ではないですか?私の場合はおおむね70~85%は当たっていそうな感じがあります。テストを受けて、この部分をもとに自分には何が向いているか?を今までの経験や得てきた感情に照らし合わせてみてください。

静かな場所で数時間自問自答するだけでも、頭の中がクリアになって自分の将来図にかかった雲が少し晴れてくるのではないかと思います。

Wealth Dynamics(ウェルスダイナミクス)の概要・特徴・プロファイルタイプの活かし方

天職はある程度ギャンブル。成功率を上げよう。

職探しはやってみないとわからない部分が多々あると思います。ある意味ギャンブルに近いかもしれません。空気感とか組織のDNAとかいろいろ絡んできます。好みの人がいるだけで職場が楽しくなったりその逆もよくあることです。

クリエイティブなことが好きだからITベンチャーへ、という単純なものでもないです。その組織の中ではさまざまな役割が必要とされ、なかにはあなたの苦手なルーチンワークを担っている人もいるはずです。あなたの理想の業界であっても、任せられた役割が合わないならつらいだけです。

しかし逆に考えれば「新しいものごとを考えるのは苦手だけれど、硬直化した組織よりフラットなチームで生き生きと働きたい」人にとっては「ベンチャーの中でのルーチンワーク」が最高の職場になることもありえます。

どの会社か、どの業界か、それも会社探しの方向性としてはアリですが、それと同時にその中で自分がやりたい役割は何か、ということも忘れないようにしてください。

もちろん診断の結果だけで自分の適職・天職を決めつけてはいけません。チャレンジ精神も忘れずに。

 

いくつか紹介してきましたが、まだまだあります。

もし他に、天職探しに役立つものがあったら教えてください。

 

管理人
ここではパーソナリティ診断を10個以上実際に試し、活用している管理人の僕が性格診断の応用範囲の広大さを伝えたいと思い、コツコツ作っているサイトです。 性格診断との初エンカウントはビジネスパーソン向けプロファイルテストのWealthDynamics(ウェルスダイナミクス)。 その本は、仕事のヒントを求めて多読していたビジネス書のひとつでした。 すぐにテストを受け、その結果に納得して仕事に取り入れ、活用・応用範囲の広さに感心するとともにいくつもの仕事に役立つヒントが得られました。 その後は、性格診断にもいろいろな切り口・根拠によるものがあると知ることになります。ウェルスダイナミクス以外にもいくつも探し、調べ、テストを受けて仕事の参考にし、現在に至っています。 好きな言葉は 「多面性」 「ひとそれぞれ」 「郷に入っては郷に従え」 あなたの人生で少しでも迷う瞬間があるのなら、まず自分を知ることから始めてみませんか。